医師もワークライフバランスを重視する時代。現状を改善する方法とは

医師の転職

2023.02.27

ここ数年、注目を集めている「ワークライフバランス」という考え方。

政府主導の働き方改革が進み、従業員のワークライフバランスを大事にする企業も急速に増えています。

しかし、一般的な職業に比べて激務のイメージが強い医師の中には、ワークライフバランスを保った働き方ができていない人も多いのではないでしょうか。

中小病院を中心として人手不足に悩む医療機関が多い昨今、医師の過重労働が問題になっているケースも散見されます。

今回は、医師のワークライフバランス問題について詳しく見ていくとともに、医師がワークライフバランスを改善するためにはどうしたら良いか、いくつかのポイントをご紹介いたします。

 

ワークライフバランスとは?

ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの両方を充実させることで、相互に良い効果を生み出すことを意味します。

各企業では従業員のワークライフバランス実現のため、テレワークやフレックス勤務制度の導入、ITツールの活用、福利厚生制度の拡充などさまざまな取り組みが行われているのをご存じでしょうか。

ワークライフバランスを向上させると、従業員が自分に合った働き方を選択でき、モチベーション向上や業務効率改善、プライベートの充実などのメリットがあります。

それ以外にも、早期離職の防止、企業イメージの向上や優秀な人材の獲得など、多くの効果が期待できるでしょう。

 

医師のワークライフバランス問題

医師の中には労働時間が長く、プライベートの時間をあまり持てないと悩んでいる人も多いかもしれません。

年代や診療科によって事情が異なるものの、手術に関わる外科や産婦人科、麻酔科などの診療科は労働時間が長くなりがちで、休日を取れない医師も多いようです。

また、当直やオンコール待機など拘束時間の長さが大きな負担となるなど、多くの医師が理想のワークライフバランスを実現できていないのが現状です。

 

医師はワークライフバランスを意識しない?

2022年、厚生労働省が勤務医に対して行ったアンケート調査によると、一日の活動時間の7割以上を仕事に割いていると回答した医師が約8割を占めていました。

また、「9割以上」と回答した医師も約2割存在し、回答者の7割が自身の勤務時間を「長い」「とても長い」と感じていると回答しました。

昨今ワークライフバランスの考え方が浸透し、2024年4月から医師に対する時間外労働の上限規制が適用され「医師の働き方改革」も始まるとは言え、なかなか理想のバランスを実現できていないのが実態のようです。

 

医師がワークライフバランスを改善するには?

近年医療業界でも働き方改革が進んでいるものの、医師が忙しい職業であることには変わりありません。

その中で、医師がワークライフバランスを改善する方法はあるのでしょうか。

ワークライフバランスの改善と言っても、労働時間を減らしたいのか、収入を上げたいのか、人それぞれ事情は異なります。

医師は忙しい仕事だからと諦めている人も多いかもしれませんが、状況次第で改善することも可能です。

医師として働きながら理想のワークライフバランスに近づけるために何をすれば良いのか、押さえておきたいポイントをご紹介いたします。

 

現状を把握する

改善方法を探す前に、まずは現状を把握することから始めましょう。

今の働き方で何が自分にとって負担になっているのか、どこに不満があるのか問題点を上げてみてください。

「労働時間が長い」、「当直やオンコールがきつい」、「休みが取りにくい」など、仕事に関する不満でも構いません。

また、「家族との時間を増やしたい」、「睡眠時間を確保したい」というように、自分にとっての理想を整理することも大事です。

 

改善方法を探す

次に、周りの人に相談し、個々の事情に合わせて改善方法を考えてみましょう。

労働時間の長さや収入の不満など仕事上の問題であれば、上司や同僚に相談すると勤務時間や当直を調整してもらえるかもしれません。

家庭の問題であれば家族に相談してみると、保育園の送迎を誰かに頼んだり家事を分担したり、解決できることもあるでしょう。

今の働き方ではどうしてもワークライフバランスを良くできないという場合は、雇用形態を変えるのも一つの手です。

最近では、非常勤やアルバイトなどの雇用形態で働く医師も増えています。

非常勤として働きながら育児をしたり、キャリアプランを考え直したりするのも良いでしょう。

 

転科や転職も視野に

診療科や病院によっては慢性的な過重労働が問題になっているケースもあると思います。

現在の職場で改善できない場合は、転科や転職を考えるのも一つの手段です。

「実際に転職してみたら以前と変わらない激務だった」という事例も多いため、ミスマッチのないよう病院の実情や勤務条件をしっかりと調べておきましょう。

 

まとめ

今や医師もワークライフバランスを重視する時代。

医師として長く働くためにも、仕事やプライベートを充実させるのが大事です。

 

今の働き方に不満があったり、負担が大きいと感じたりした場合は、問題点を洗い出し、改善策を検討してみましょう。

 

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