医師の転職に年齢制限はある?職場別の転職タイミングを解説
医師の転職
2023.01.26
医師は「高待遇で安定している職業」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、近年は医師でも転職する人が増えています。
一般的に年齢が上がるほど転職しにくいと言われていますが、医師の場合はどうなのでしょうか。
今回は、医師の転職に年齢制限はあるのか、転職するのにおすすめのタイミングとともに解説いたします。
医師の転職に年齢制限はある?
一般的な職業の場合、年齢が上がるにつれて転職に不利とされます。 一方、医師免許には有効期限はなく、十分な経験や転職先で求められるスキルさえあれば何歳でも転職可能です。
特に、慢性的な医師不足に悩む地方病院や、コロナ禍で人手不足が顕著になった病院などでは、年齢を問わず採用が行われています。
中小規模の病院や郊外の病院などでも医師不足に悩むところが多く、採用において年齢を重視しない医療機関も増えているようです。
また、介護老人保健施設やオンコールのない現場、在宅医療などではベテラン医師でも働きやすくおすすめです。
ただし、多くの病院では一定の定年年齢が設けられており、定年間近の人や定年を超えた人は採用が厳しくなることに注意しましょう。
医師の転職年齢のボリュームゾーンとは?
一般企業で働く人の場合、転職成功者を年代別に見ると20代後半〜30代前半がボリュームゾーンとされています。
対して医師の場合、最短で24歳で医師免許を取得したとして、2年間の臨床研修が必要になるため、結果として転職年齢が高くなります。
医師の転職年齢のボリュームゾーンは30代後半ですが、40代以上で転職する人も少なくありません。
医師として一定のキャリアを積み、今後のキャリアプランを考える30代〜40代で転職を考える人が多いようです。
一般的には転職には遅いと言われる年齢でも、医師の場合は転職成功の可能性が大いにあります。
ぜひご自身の経験やスキル、やりたい仕事を軸に転職を検討してみてください。
職場別の転職タイミング
医師は年齢を問わず転職できるとは言え、総合病院なのか中小病院なのかでも転職年齢の傾向は異なります。
ここからは、職場別におすすめの転職タイミングをご紹介いたします。
総合病院
総合病院は医療機関としてだけでなく、研修医の受け入れや教育機関としての役割があり、若手医師も多く集まります。
そのため、経験やスキルの豊富なベテラン医師を指導者や教授として受け入れるケースもあり、40代以降でも転職可能な場合があります。
専門分野に置ける知識と技術、指導力が求められ、「指導医」や「認定医」、「専門医」などの資格があると転職に有利です。
総合病院では新しく診療科を立ち上げるために経験豊富な医師を募集することもあるので、情報収集をこまめに行うと良いでしょう。
中小病院
中小病院やクリニックの場合は人手不足に悩んでいるケースも多く、即戦力となる医師が求められる傾向にあります。
経験やスキルは必須ですが、体力にも自信のある30代での転職がおすすめです。
中小病院では幅広い業務に携わることができるほか、将来の開業を考えている場合は経営について学んだり開業予定地での人脈の土台作りができたりといったメリットもあります。
中小病院でも、場合によっては管理者や指導者を募集することもあり、40代以降の医師でも転職できる可能性もないとは言えません。
年齢や資格、希望する働き方と照らし合わせながら、自分の理想に合った病院を探すと良いでしょう。
外科病棟
外科は他の診療科に比べて体力面での負担が大きい領域です。
そのため、転職するのであればある程度経験とスキルがあり、体力面で有利な30代がおすすめです。
40代以降になると、手術件数や症例件数が多いベテラン医師であっても、体力的負担や報酬などの面から転職が厳しくなってきます。
外科医として転職する場合は、年齢を考えて早めに動き出すのが良いと言えます。
自分のキャリアプランに合わせて転職しよう
医師として転職を考える場合は、ただ「今の職場を辞めたいから」ではなく、なぜ転職したいのか、どういったキャリアプランを描きたいかを明確にしましょう。
「将来の開業を見据えて中小病院で働きたい」、「ワークライフバランスを改善するため、負担の少ない病院に転職したい」など、転職の目的を定めると転職活動しやすくなります。
また、キャリアプランや転職目的を明らかにすることで、何歳までに転職すれば良いか目安となったり、自分に合った転職先が見えてきたりします。
転職を考える際は、初めに自分の理想とする働き方やキャリアプランを書き出してみると良いでしょう。
まとめ
医師は他の職業と異なり、転職において年齢制限がないのが特徴です。
しかし、年齢制限がないとは言え、ある程度の年齢になると定年や体力面の負担などで転職が難しくなる可能性もあります。
まずは自分が今後どのような働き方をしたいのか、どのような医師になりたいかを明確にし、中長期的なスケジュールを組んでから転職を考えることをおすすめします。
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