【美容医療】美容外科の医師は稼げる?年収や医師の需要はどれくらい?

医師の転職

2022.12.23

一般的に年収が高いとされる医師の仕事ですが、実際は職場や診療科ごとに異なるため、年収アップのために転職を考える医師も少なくありません。

 

美容系の診療科は診療科の中でも高い年収になりやすいと言われており、年収を上げたい医師にとっては気になる転職先の1つではないでしょうか。

 

そこで今回は美容医療、特に美容外科の医師の年収や今後の美容医療の需要についてなどをご紹介します。

 

美容外科医とは

美容外科医は、容姿に対するさまざまな悩みやコンプレックスを外科的アプローチによって解消することが主な診療内容と言えます。

 

現在、美容外科は形成外科の診療分野の1つとして考えられています。

美容外科と形成外科で大きく異なるのは、美容外科は機能的にも問題がなく治療の必要がない状態であっても、審美的な観点から施術を行うことがほとんどであるという点です。

 

整形外科との違い

「美容整形」や「プチ整形」などの言葉から、美容外科を整形外科と同じと考える人も多いようです。

しかし整形外科は主に骨や関節といった骨格系、またそれらを取り囲む筋肉・神経系を対象とした運動器官を治療します。

そのため身体の形状的な問題を治療する形成外科や美容外科とは、根本的に異なる診療科なのです。

 

美容皮膚科との違い

美容系の診療科には、皮膚を専門とした美容皮膚科があります。

一般的な皮膚科は湿疹や皮膚炎といった皮膚疾患の治療を主としており、こちらは保険診療に当たります。

 

一方、美容皮膚科は疾患以外の肌トラブルが主な診療の対象です。例えばニキビ治療やシミ取りなどが挙げられますが、これらは保険適用の対象外のため自由診療となります。

 

また厳密には「美容皮膚科」という診療科は定められておらず、あくまで皮膚科の標榜の1つとして認められているものです。

 

美容外科の医師の年収は?

美容外科医の年収を調査した公的なデータは、残念ながら今のところはないようです。

しかし転職サイトや求人サイトを見てみると、多くの施設が年収2,000万円以上を提示しています。

一般的な診療科の年収が1,200~1,500万円と言われていることから考えると、年収2,000万円は医師の中でもかなりの高額と言えるでしょう。

 

美容医療の需要

ある調査によると、世界の美容医療の市場規模は2022年から2030年にかけて年平均成長率9.6%で成長し、その額は833億ドルに達するという予測を発表しています。

美容機器の発達により以前に比べて美容医療が手軽に行えるようになったことが、需要拡大の要因と考えられます。

 

しかし一方で美容医療に関わるトラブルも増加しており、厚生労働省でも注意を促しています。

美容医療に関わる医師のモラルや知識、技術不足が原因となるケースも多いため、美容外科に転職を考えている医師は目先の年収アップだけに捉われないよう注意が必要です。

 

美容外科医に転職するメリット・デメリット

高収入だけをメリットとして挙げるのであれば、美容外科の医師に限らずとも実現は可能です。また、当然デメリットも存在します。

ここでは美容外科医に転職した場合の、年収以外に考えられるメリットとデメリットについてご紹介します。

 

メリット

夜勤やオンコールがない

一般的な勤務医の場合、夜勤があったり急なオンコールで呼び出されたりということはよくあります。

しかし現在の美容医療は日帰りで施術可能なケースが多く、入院設備のないクリニックがほとんどで夜勤はありません。

緊急搬送などもないため、無理な勤務状態で体を壊すというケースは少なく、比較的安定して働くことができるでしょう。

 

ただし美容クリニックには仕事帰りに来院する方のために、昼頃から夜遅くといった時間帯で診療を行っているところもあるため、勤務医として転職する場合には診療時間をよく確認しておく必要があります。

 

未経験でも転職が可能

美容外科の求人では、未経験でも可能としているケースが多くあります。そもそも医師になる過程において美容医療を専門的に学ぶ機会がないため、多くの医師は美容医療の実務経験はないことが当たり前と言えるのです。

 

しかし外科技術を要するため、内科医などからいきなり美容外科医へ転職することは難しいと考えられます。

美容外科の医師として働きたい場合、最低でも形成外科の実務経験は積んでおきたいところでしょう。

 

デメリット

技術やセンスが重要になる

見た目の美しさを追求する美容外科では、患者の要望を実現できるだけのスキルはもちろん、医師自身もある程度の美的センスを持っていなくてはなりません。

必要な技術を身につけることは医師として最低条件ですが、健康的に問題のない身体にメスを入れる美容外科の場合、十分な技術や知識がないために重大な医療事故に繋がるケースも少なくありません。

 

運営費用が高額になる可能性がある

美容業界は流行のスピードが速い業界です。加えて施術に必要な医療機器や設備などは高額であることがほとんどです。

年収アップを見込んで開業医に転職したものの、設備投資に力を入れてしまうと費用がかさみ、続けられないというケースも考えられます。

 

まとめ

美容外科の年収が高額になる理由は、やはり自由診療であることが大きいと言えます。

美容医療に対する世間の関心の高まりや、一般の形成外科でも美容診療を受け付ける病院が増えていることなどを考えると、今後も美容外科の需要は増えていくでしょう。

 

しかし美容医療でのトラブルや死亡事故など、医師の質が問われるケースも増えています。

転職の際は年収の高さや需要の有無だけでなく、1人の医師として美容外科を選択する意味をしっかりと持つことが重要です。

 

 

 

 

 

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