コロナウイルス感染症対応を理由とした医師の退職 円満に退職するには
医師の転職
2022.12.23
医師という仕事は高給なイメージが強い反面、肉体的にも精神的にもハードな仕事でもあります。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、医師の中にはキャリアチェンジを考える人も増えているようです。
今回は、コロナ禍で変化する医師の働き方や、転職を考える際に気をつけるべきこと、円満に転職するためのポイントについてお伝えしていきます。
コロナ減給も?コロナ禍で変わる医師の働き方
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、患者が感染を恐れて受診を控えるケースや、テレワークの普及でオフィス街の病院で患者の数が減るケースも。
多くの医療機関ではそれに加えて新型コロナウイルスの感染症対策コストがかさみ、中には経営が厳しくなる医療機関も散見されます。
昨今は、コロナ対応で医師をはじめとする医療従事者の感染リスクや負担が増える一方、医療機関の経営が厳しくなり給料やボーナスがカットされたという人も少なくありません。
コロナ禍を経てフリーランスとして働く医師や転職する医師も増え、医師の働き方は大きく変わりつつあります。
医療従事者の1割がコロナウイルス感染症の影響で退職を検討
日本労働調査組合が実施したアンケートでは、医療従事者の11.4%がコロナウイルス感染症対応を理由として退職を検討したという結果が出ています。
医療現場では、コロナウイルス感染症治療の最前線で働く医師たちの激務やストレス、疲労が問題となっており、それに伴い退職者が相次ぎ、人手不足が加速しています。
病院はクラスターになる例も多く、コロナウイルス感染症対応に疲弊した医療従事者の大量退職が話題になるなど、コロナ離職は社会現象にもなっています。
転職前に考えるべきこと
日々感染リスクに晒されながらコロナ患者の対応など激務に終われ、漠然と「転職しようかな」と考えている医師も多いと思います。
しかし、今の仕事を辞めて後悔しないか、自分に合った転職先が見つかるか不安を抱える人もいらっしゃるかもしれません。
コロナウイルス感染症を理由として転職を考えた場合、すぐに転職してしまうのではなく、まずは自分と向き合って今後のキャリアについて考える時間を作りましょう。
なぜ転職したいのかを明確にする
転職活動を始める前に、まずは自分がなぜ転職したいのかを明確にしましょう。
「激務に耐えられない」、「コロナウイルス感染症対応で精神的負担が大きい」など、今の職場環境で不満に思うことを挙げてみてください。
「もっとスキルアップしたい」、「他の診療科目も経験してみたい」といったポジティブな理由でも良いでしょう。
現状の不満を書き出すことで、本当に転職した方が良いのか、答えが見つかることもあるかもしれません。
現状を改善できないか考える
次に、転職せずに現状を改善する方法はないか考えてみましょう。
今の仕事を続けながら転職活動を行うのは、負担が大きい上に転職の失敗などのリスクもあります。
現在の勤務先で自分に合った働き方はできないか、理想とするキャリアチェンジはできないか、確認してみましょう。
転職以外の選択肢が見つかるかもしれません。
周りの人に相談する
それでも転職したいと思ったら、周りの人たちに相談してみましょう。
家族や友人など、自分のことをよく知る人に転職について相談することで、自分の考えや気持ちを整理することにも繋がります。
上司や同僚など、職場の中に相談できる人がいる場合は、思い切って心の内を打ち明けてみるのも良いかもしれません。
転職方法を考える
一般的に、転職活動には3〜6ヶ月かかると言われています。
転職活動をどのように進めるのか、いつまでに転職したいかなど、具体的な転職活動のプランを立てておくと良いでしょう。
仕事をしながらの転職活動は、スケジュール的にも体力的にも負担が大きくなります。
転職エージェントなどを活用し、計画的に進めていきましょう。
医師が円満に退職するためには
正式に転職が決まり、現在の勤務先を円満に退職するためのポイントを3つお伝えします。
退職のタイミング
退職はなかなか言い出しにくいかもしれませんが、先延ばしするとタイミングを見失ってしまいます。
繁忙期は避け、早めに退職の意向を伝えましょう。
退職理由
退職理由は、必ずしも本当の理由を伝える必要はありません。
「キャリアチェンジしたい」、「新しい環境にチャレンジしたい」など、なるべくポジティブな伝え方を心がけましょう。
円満な退職の流れ
上司や周りの職員に退職の意思を伝えたら、なるべく迷惑がかからないよう業務の引き継ぎをしっかりと行いましょう。
退職日までは医療チームの一員です。
円満に退職するために、最後の日まで精一杯勤め上げましょう。
まとめ
新型コロナウイルス感染症の収束の目処が立たない中、精神的にも体力的にも負担が大きく、感染リスクの高い医療従事者の中には転職を考える人も増えています。
転職は、医師のキャリアにおいて今後を左右する大きな決断です。
時間をかけてよく検討し、自分の理想の働き方を見つけましょう。
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