医師が転科する理由とは?転科におすすめの科目は?
医師の転職
2022.10.24
今や医師の働き方も多様化し、医局を退局して転職サービスなどで自ら転職先を探す医師や、フリーランスで働く医師も増えてきています。
最近では自分の専門とする診療科目から他の科目に転科するケースも多いようです。
今回は、医師が転科する理由やおすすめの転科先についてご紹介していきます。
医師が転科する理由とは
転科は、医師が数年かけて身につけた専門から離れ、新しい診療科目でのキャリアをスタートさせる、医師にとっての一大イベントです。
「好待遇で安定した職業」というイメージを持たれることも多い医師ですが、どうして転科をするのでしょうか。
医師が転科する理由をいくつか見ていきましょう。
自分の将来を見据えて
医局で長く働いていると、このまま医局の中でキャリアを積むのか、医局を抜けて転職や開業をするのか悩む場面もあるでしょう。
自分が将来どういう働き方をしていきたいのか、どういった医師になりたいのか、自分の将来を考えたときに選択肢の一つとして転科を考える医師も多いようです。
担当できる科目が多いと活躍の場が増え、さまざまな局面で役に立つメリットもあります。
年収アップ・経済的理由のため
年収アップや経済的理由から今の診療科目よりも報酬の高い診療科目へ転科を考えるパターンもあります。
医師と言えど年収は診療科目によって差があり、手術を行う日にしか稼働できず思うように稼ぐことができない麻酔科医が転科するのはよくある例です。
開業を考えている人であれば、報酬の高い科目で働き開業資金を貯めるのも良いでしょう。
開業を見据えて
医師として働く人の中には、将来的に独立開業したいと考える人も多いのではないでしょうか。
開業を見据えて自分で診ることができる科目を増やしたり、開業資金を貯めるために収入アップを見越したりして転科するケースもあります。
体力や精神面を考慮して
診療科目の中には、他の科目と比較して精神的に楽な科目や、体力的に楽な科目もあります。
精神的に辛さを感じている場合は、直接命に関わらないような診療科目を選ぶことで解決できるかもしれません。
夜勤や時間外勤務が多く体力的に厳しさを感じている場合は、今よりも楽な科目を検討してみても良いでしょう。
また、子育てや介護などを理由にワークライフバランスを良くしたいと転科を考えるケースもあります。
転科のメリット・デメリット
医師にとって転科は医師人生に関わる大きな決断であり、メリットやデメリットをしっかり把握して転科を検討する必要があります。
転科のメリット
転科のメリットとして、自分が本来やりたい診療科目や自分に合った診療科目で働ける点が挙げられます。
複数の診療科を診ることができるようになり、キャリアアップとして今後の選択肢が増えるのも大きなメリットです。
転科のデメリット
転科の最大のデメリットは、これまで築き上げてきたキャリアや専門性を一旦捨てなければならないことです。
年収アップ以外の理由で転科すると、今より収入が下がる可能性があることも覚えておきましょう。
また、キャリアアップの転科では、場合によっては転科先で年下の医師から指導を受ける可能性があることも考慮が必要です。
よくある転科の例
それでは、よくある転科のケースを2つご紹介したいと思います。
外科からの転科
外科は他の科目と比較して手術など命に関わることが多く、精神的負担の大きい診療科目です。
また、外科手術には精密な技術が必要で、年齢を重ねるにつれて体力的な負担も大きくなります。
そのため、より長く医師として働けるように転科を考える人も多いようです。
麻酔科からの転科
麻酔科医は他の診療科目があって成り立つ科目です。
一般に、手術がないと麻酔科医には仕事が来ないため、転科をして自分が診られる診療科目を増やすケースも多く見られます。
転科で診療科目を増やすと、他の医師との共同ではなく個人開業を目指すことができるのもメリットです。
転科におすすめの科目とは
最後に、転科におすすめの科目を2つご紹介しますので参考にしてみてください。
美容
美容皮膚科や美容外科など美容関係の科目は、昨今の需要の高まりを受けて求人が多く高収入が見込めるため、特におすすめです。
直接命に関わることが少なく、オンコールがないなど精神的・体力的負担が減らせるのも人気の理由です。
健診・人間ドック
健康診断や人間ドックも美容系科目同様に精神的・体力的負担が少なく、ワークライフバランスを整えることができます。
基本的に決まった時間での勤務のため高齢になっても働きやすく、医師として長く働きたい人にとっても魅力的と言えます。
まとめ
医師にとって転職や転科は今後のキャリア形成における重要な局面です。
今後の自分の将来を見据えて、開業など転科の理由は人それぞれですが、ポジティブな理由が多いようです。
転科のメリットやデメリットをよく考え、キャリアプランの選択肢として転科も検討してみてはいかがでしょうか。
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