ブランクが心配…。復職したい医師が就職活動を成功させるポイント
医師の転職
2022.09.29
出産や子育て、引越し、介護のような生活スタイルの変化や、体調を整えるための療養などで、医療の現場を離れざるを得なくなり退職を選ぶと、職歴にブランクができてしまいます。落ち着いた頃に医師としてのキャリアを再び歩みたいと考えるも、日々進歩する医療の世界において、一定期間を開けて職場に復帰することに不安な気持ちを抱くこともあるでしょう。
しかし、収入ややりがい、キャリアなどを考えると、ブランクを超えても医師に復帰したいと考える人も少なくありません。
ブランクがある医師が転職を成功させるには、どんな心構えが必要なのでしょう。転職するために大切なことや復職したい医師におすすめの求人についてまとめてみました。
ブランクを超えて転職するために大切なこと
優先順位を明確にする
医師としてのブランクがあることを気にしすぎると、採用してくれる医療機関であればどこでも良いと思って、自分が大切にしたいものを見逃してしまうことがあります。片っ端から応募をすれば、どこかしらで働くことができるかもしれませんが、働き始めてからのミスマッチを引き起こしかねません。
また、働きやすい環境を求めるあまり条件ばかりが浮かんで、マッチする医療機関が見つけられないこともあるでしょう。全ての要件を満たす職場を見つけるのは難しく、いつまでたっても医師としての復帰を果たせません。
復職する際には、多くを求めることよりも、条件を多数挙げた中から、一番大事にしたいこと、次に大事にしたいこと、と優先順位を明確にしましょう。
・年収や給与などの収入面
・勤務時間や夜勤有無などの勤務形態
・託児所の有無やマイカー通勤の可否などの利便性
・症例数や専門医資格の取得につながるスキルアップ面
など、さまざまな条件の中から重要視するものを絞り込みます。
自分にとっての優先順位がわかると、数ある求人から自分に合った勤務先を見つけ出すことができ、医師としての復職がスムーズになるはずです。
退職前とは違う専門分野も視野に入れる
復職前に勤務していた診療科目であれば、過去の経験やスキルを活かせるため復職しやすいと考えるでしょう。しかし、ブランク明けの今、同じ条件で仕事ができるとは限りません。その場合、過去に経験のない診療科目まで候補を広げてみましょう。
今のライフスタイルにあった働き方ができるかどうかも重要なのです。
復職したい医師におすすめの求人
フレキシブルな働き方ができる求人
復職を考える際には、フレキシブルな働き方ができる医療機関を探すことをおすすめします。勤務日や勤務時間を調整できることから、勉強をする時間が取りやすかったり、スポットのアルバイトとの両立がしやすかったりします。
核家族化が進む近年では、夫婦のみで子育てをしている人も少なくありません。子育てに限らず、ワークライフバランスを意識した働き方を選ぶ医師も増えています。フレキシブルに働ける医療機関であれば、長く働き続けられるでしょう。
ブランクのある医師も歓迎の求人
ブランクのある医師であっても、長く働ける人材を求めている医療機関がたくさんあります。「ブランクあり可」としている医師の求人であれば、ブランクを引け目に感じることなく応募ができます。
また、研修期間があったり指導医をつけたりと、サポート体制が整っていると考えられます。
ブランクの年数や元いた診療科目、専門分野などを伝えて、転職活動をしましょう。
医療機関内に保育園がある医療機関の求人
出産・育児によるブランクから医師に復帰する場合、医療機関内に保育園や託児所がある求人を探すといいでしょう。子どもの送り迎えに移動時間を要することもなく、保活の心配もありません。
夜間や早朝、病児・病後児保育を兼ね備えた保育園を持つ医療機関もあるので、復職の壁である保活もクリアになります。
非常勤勤務の求人
ブランクがある中で、いきなり常勤の臨床医に復帰すると、離れていた間の医療の知識をインプットすることはもちろん、生活サイクルが大幅に変わることで、心身ともに大きな負担がかかります。
そこで、非常勤勤務の医師として復帰を視野に入れてもいいでしょう。出勤日をセーブし勉強の時間を確保しつつ働けば、医療のブランクを埋めることに専念できます。勉強しながら生活サイクルも調整できるので、安心して復帰できるでしょう。
医師復帰プログラム
出産に際し、どうしてもブランクを抱えてしまう女性医師に対し、近年では短時間勤務制度や院内保育所の導入が進められています。しかし、都市部以外の医療機関では導入ペースが遅かったり、ブランクを乗り越えられず臨床の現場に戻れずにいたりする女性医師は少なくありません。
そこで、全国の医療機関や自治体などが共同で行っている、女性医師の職場復帰を促進する「復職支援プログラム」がスタートしています。復帰を考える医師を対象にしたセミナーやシンポジウム、研修を開催し、復職先の紹介まで行っているところもあります。
性別問わず参加できるもの、オンライン開催しているものなどさまざまなので、復職を考えている医師は、転職活動を始める前に受講してみるのもいいでしょう。
深刻化する医師不足の今、復帰を後押しするためのプログラムが増えています。ブランクを気にしすぎる必要はなく、復帰に向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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