知人からの紹介で転職はアリ?ナシ? 注意すべきポイントとは…
医師の転職
2022.08.29
知人の紹介による転職は、求職者・採用者にとっても効率の良い方法といえます。
医療機関にとっては、転職を希望している医師との接点を持てるのはもちろん、医療機関のポリシーや条件にある程度マッチした人材であるケースが多いので、採用コストを下げることができます。そのため、近年では「リファラル採用」と呼ばれ、積極的に取り入れている医療機関もあるようです。
では求職者にとっては、いかがでしょう。知人からの紹介で転職をすることのメリットやデメリットについて考えてみましょう。
知人からの紹介による医師の転職、メリットはある?
採用されやすい
知人から紹介された場合、採用されやすいことが大きなメリットです。
通常、採用する医療機関側は応募があった医師のスキルや経歴、価値観やパーソナリティを履歴書や短い面接で判断し、採用を決めています。
知人からの紹介であれば、ある程度の情報が伝わるので、転職サイトなどから応募していたら採用されなかったであろう選考も、スムーズに進むことがあります。
また、紹介者から推薦されているという事実もひとつの評価ポイントになります。
信用がある
採用する医療機関側は、紹介者に応募者のスキルや経歴、価値観やパーソナリティを確認しています。
医療機関内のメンバーからの紹介であれば、自身の職場にマイナスになる人材を紹介するとは考え難いので、ある程度の信頼を持って接してくれます。
応募者にとっても、紹介者が友人や知人であれば、積極的に悪い情報を医療機関に伝えることはしないため、信用されやすいと考えていいでしょう。
職場環境をあらかじめ知ることができる
知人からの紹介であれば、通常の転職活動では知ることのできないような情報をあらかじめ知ることができます。
例えば、
・給与・賞与・昇給
・残業へのスタンスや申請しやすさ
・休暇のとりやすさ
・研修への参加の有無
・職場の人間関係
など、求人情報や採用面接では聞き出しにくいリアルな情報も、知人であればフランクに話してくれるでしょう。
ただでさえ忙しい医師の転職において、採用側の医療機関とのミスマッチを防ぐことは非常に重要です。
紹介者が満足している職場であるかも前もって聞いておきたいポイントです。紹介者にとっても、求職者との信頼関係の上で紹介をするため、より誠意を持って、正しい情報を教えてくれるはずです。
口コミだけで紹介される求人がある
知人医師や医療関係者から紹介される求人は、一般の求人情報に載っていない場合があります。口コミだけで紹介されているため、紹介を受けないと応募できません。
求人情報に載せていない求人情報は条件が良いことも多く、一期一会の機会を得るケースもあります。
知人からの紹介による医師の転職、デメリットを知ろう
断りにくい
知人に紹介を受けて選考に進んだ場合、条件や環境にアンマッチがあったとしても、辞退しにくいことがデメリットです。
もし断ってしまうと、紹介者に迷惑をかけてしまうと思うと躊躇してしまい、納得がいかないまま仕事をスタートすることにもなりかねません。
知人の紹介であっても、本当に自身が求める医療機関であるかを見定めていく姿勢を持ち、万が一、合わないと判断したのであれば、なるべく早い段階で辞退の意志を伝えた方が、紹介者や転職先の医療機関の印象が良いはずです。
過大評価されやすい
紹介者が自身のことを紹介する際、伝え方や理解の齟齬によって、スキルや経歴を過大評価しているケースがあります。
転職先の医療機関の期待値と自身のスキルとの間にギャップが生じると、やりづらさを感じ、本来の力が発揮できないかもしれません。
紹介者がどの程度自分のことを理解しているか分からないので、選考時には自分のスキルや経歴がどのように伝わっているかの確認を欠かすことができません。
悪い情報は耳に入りにくい
大前提として、紹介者は良かれと思って、転職先となる医療機関を紹介するはずです。
しかし、紹介者にとって良い医療機関であっても、自身にとって良い環境・良い条件であるとは限りません。
紹介者からの口コミはとても有益であるものの、捉え方の違いで悪い情報が入ってこないケースもあるため、懸念点や自分にとって譲れない点は率先して確認をすべきです。
働く条件は自分で交渉する
エージェントを間に介すことなく転職に向けたやりとりを行うため、医師として働く条件は自分で交渉をする必要があります。
手間であることはもちろん、知人に紹介された手前、交渉がしにくい場合もあるでしょう。
しかし、条件が合わないまま選考に進み、後々アンマッチが発覚しては知人に迷惑をかけることになります。知人の紹介であっても、転職の際
は優先順位を決めて条件の確認を進めるようにしましょう。
紹介者との信頼関係が崩れる可能性がある
紹介されるということは、ある種、信頼されているということです。そのため、選考時や入職後にトラブルなどがあると、紹介者にも迷惑をかける恐れがあります。
これは知人の紹介による転職における、大きなデメリットです。紹介を受けるということには、それなりの覚悟が必要なのです。
知人からの紹介以外で医師が転職する方法
転職活動がうまくいかないと、つい知人の紹介を頼ってしまいがちです。しかし、紹介による転職には、前述したようなデメリットがあるため、軽はずみに紹介は受けず、今一度転職方法を検討しましょう。
もし知人からの紹介以外で転職を考えることにしたなら、医師専用の転職エージェントやマッチングサイトの利用もおすすめです。さまざまな転職の方法を比較検討し、転職を成功させましょう。
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